郷土料理農業
この土地ならではの料理文化

気候を生かした「凍み」料理をつくって味わう

価格:5,500円(税込) 所要時間:3時間

Activities

地域のおばあちゃんが伝える「凍み」の料理文化

長野県茅野市は、八ヶ岳の西側に広がる高原のまち。
なかでも標高1100mにある小さな集落「笹原」は、山に寄り添った暮らしと、冬の凍てつくような寒さが特徴です。
晴れる日が多く、冷たく乾燥した冬の気候を生かして、この地域では天然のフリーズドライとも言える「凍み」(しみ)の食文化が伝わっています。

凍り豆腐、凍み大根、凍り餅など、マイナス10度以下の世界でしかつくれない「凍み」の食材。
それらをふんだんに取り入れた「伝統のレシピ」を伝える地元のおばあちゃんと、凍みの食材も使った郷土料理を、教わりながらつくって一緒に食べる体験です。

原点は、食糧難を乗り越えた料理

郷土料理体験を担う笹原の「料理部会」の中心人物は、御年90歳以上の堀内房子さん。
長年、家族のために家庭料理を作り続け、小学校に料理を教えに行ったりもしている房子さんは、「笹原のみんなのお母さん」だ。
「房子さんがずっと伝え続けてきた笹原ならではの家庭料理を、未来に残していきたい」
料理部会に集まってくれたメンバーは、みんな同じ思いをもっていた。

房子さんはスーパーおばあちゃん。今も、軽トラックを運転して自分の畑で野菜を収穫して、料理をつくる。小さな畑で、季節ごとに違う野菜を育てて、それがみな食卓に並ぶ。
特に笹原では「漬物の達人」として知られている。新しく来た移住者が、房子さんに漬物の作り方を教えてもらうことも多い。

お宅に伺ったときに、房子さんが語ってくれたお話が今も忘れられない。

「わたしが若い頃はね、戦争がおわったばかりで、食べるものが何にもなかった。でも、こどもたちは美味しいものを食べたいでしょ。それに栄養があるものを食べてもらいたい。だからみんな、あるもので工夫していろんな料理をつくった。美味しいものができたら、それをみんなに伝えたりしてね。みんな、一生懸命だったんです。食べるものがないから」

房子さんの思いは、今も変わらない。
「みんなに、栄養のある、美味しいものを食べてもらいたい」
笹原の料理部会のみなさんは、房子さんのそんな思いを引き継いでいるのだ。

堀内房子さん

笹原で生まれ育った優しくて上品なおばあちゃん。お料理が得意で、笹原の人や、小学校の子どもたちにお料理を教えたりしている。

INFORMATION

実施期間 通年
申込締切 催行日の10日前
所要時間 3時間
行  程

10 : 00

公民館に集合 (場合によりおばあちゃんのお宅へ移動)。地域の歴史や文化、当日のメニュー・食材を紹介します。

10 : 15

季節ごとのくらしを体験。季節の食材を自分の手で見つけましょう(例:3月には味噌の仕込み、7・8月には夏野菜の収穫など)。

10 : 45

調理タイム!(3~4品を自分たちでつくります)

12 : 20

テーブルを囲み、おばあちゃんと語らいながら一緒に食事。

13 : 00

解散。

定 員 13名(最少催行2名)
料 金 1名あたり 大人(13歳以上)5,500円(税込)
こども(7歳~12歳まで)3,300円(税込)
こども(4歳~ 6歳まで)2,200円(税込)
料金に含まれるもの
支払い方法 クレジットカード又はお振込みにて事前決済をおねがいします
キャンセルポリシー 一週間前:料金の30%
3日前:料金の50%
前日:料金の70%
当日:料金の100%
アクセス JR 茅野駅から車で20分

お申込み

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