ブッシュクラフトは、ヨーロッパ・北欧で発祥した、自然と親しみ、自然の中にあるものを最大限に活用するの遊びの技術です。
人が山や森に親しみ、野外で快適に楽しく過ごすためのブッシュクラフトの技術や知識は、実は、災害や事故などの「イザというとき」に 自分や家族、仲間を助けることができる防災・サバイバル術にもなります。
私たちが暮らす「山の国」信州茅野は、ブッシュクラフトの本場である北欧とも気候が近く、今でも春には山菜、秋にはキノコや木の実といった山の恵みをいただく、山・森林に親しみのある土地です。
インストラクターは信州で生まれ育った、樹木のエキスパート。林業というと日本では多くが杉を扱う仕事ですが、カラマツが多く植林されているこのエリアではカラマツの森が現場。そんな、この地域の森を知り尽くした職人に導かれて自らの感覚を研ぎ澄ませ、森の中での遊び方、自然の利活用法、サバイバル術を、遊びながら学びましょう!
下記講座からご希望のものを選んでお申込ください。
複数組み合わせもオススメです。(1コース2時間・2コース4時間)
初めての方でも好きなコースを選んで受講いただけます。
【コース一覧】
★共通「生存のための5要素を知ろう」
ブッシュクラフトはサバイバルを応用した野遊び。そこで、サバイバルの基礎知識である、「生存のための5要素」をワークショップ形式で学びます。
災害に遭ったら何をすればいいのか?家族を守るために自分ができることって? 生きていくためには何が必要なの?
分かっているようで意外と分かっていない、生きるために必要な基本のキ。安全に、そして体験をより楽しむためにすべてのコースで最初に受講いただきます。
A「原始の火おこしから最新のファイアーメイキングまでを体得しよう」
通常のキャンプであれば着火剤やライターでの火起こしが定番ですが、ブッシュクラフトでの火起こしの定番は「ナイフと火打ち石」。通常の火起こしとは異なり、そう簡単には火がつきません。風で火が消えないように掘った穴で麻紐などをほどいてフサフサにしたものに火をつけ、さらに小枝にというように種火を育てていく楽しさを感じられます。
さらに、その火を使って実際に簡単な調理をして食事を楽しんだ後は焚火の後始末。ただ水をかければ良いと思われがちな消火も、大切な森を元通りにしてお返しすると考えて丁寧な始末をする、火おこしの起承転結、実践編です。
B「ブッシュクラフトナイフを使いこなそう」
ナイフは木の枝を切ったり、魚を捌いたりするのに使います。また、シェルターを作るときに専用の器具がなくても森で素材を集めて、ペグ(杭)を作ればオリジナルシェルターが完成します。他にも、枝を削ってスプーンや箸などのカトラリーやカップを作ったり、きのこや山菜をとったりと、ナイフを駆使することはブッシュクラフトの醍醐味。
ブッシュクラフトに欠かせないナイフの安全な使い方、少ない力で扱う方法など、すべての屋外活動の基本となるナイフワークの基礎実習です。
C「超便利!知って得するロープワーク講習」
サバイバルに役立つロープの使い方の講習と実践です。
テントを張るとき、荷物を固定するとき、ほどけないし、調整できる。しっかり固定できて、片付けも簡単。アウトドアで大活躍する様々なロープの結び方を学びつつ、「この状況ではどの結び方が最適だろうか」と状況を観察して最善の選択をできるような応用力を身に付けます。勿論サバイバルだけでなく、キャンプや日常生活でも役に立つ内容です。
D「簡単!ブルーシートでシェルターを作ろう」
野外でも快適に過ごすためのシェルター設置の知識と実践です。
まずは、シェルターを設置する場所探しからスタート。各自思い思いの場所を見つけたら、その場所を選んだ理由をみんなにプレゼン。
木が倒れてこないか? 風の通りはどうか? 危険な動物は来ないか?
インストラクターと一緒にその場所が相応しいか、相応しくないのか、押さえるべきポイントを確認します。
その後、森の木を使って、風向きを考えながらシェルターをたてます。さらに、そこで快適に過ごすための工夫を凝らす、五感フル活用の体験です。
【オプションコース】
★「ブッシュクラフトマスターコース」(1泊2日/税込44,000円)
もっと本格的に学びたい人は、1泊2日の特別オプションコースをご指定ください。
しっかりと基礎「知識」を学び、実践できるようになるためのA~Dを網羅した防災・サバイバルマスターコース。マスターコースを卒業すればブッシュクラフターの仲間入り。
小池さんにお話をお聞きすると、「さまざまな問題のこたえはだいたい森がもっている」という言葉が飛び出した。
彼の話を要約すると、次のようになる。
今の私たちの生活は、山や森との距離ができてしまっていると思う。
これまでの仕事や、人との関わりの中で感じるのは、街でどうにもならなくなったものごとを解決できるところが森であり、問題解決のこたえはだいたい森がもっている、ということ。
森は懐が広く「あなたには応えられません」ということがない。
そんな森と人の根本的な関係性をはじめ、生き残るための技術をお伝えしたい。
林業や造園、土木や大工の技術というのは発災直後の自助(自分の身を守る)と共助(助け合い)が求められるタイミングでは本当に役立つものが多い。
だが、オフィスワークの方や都市生活をしている方には、そうした技術に触れる機会がなかなかないのが現実だ。
トレッキングや登山、DIYなどを通じて様々な技術を身に付けていただくのもいいが、道具を揃えるのにもお金がかかるなど、何かとハードルが高い。
それに対し、ブッシュクラフトは少ない道具と自分の身体、そして知識を使って自然を楽しんでしまう技術。
身の周りの自然さえあればすぐにスタートできてしまう。
木こりのお届けする知識と体験を通して「生きていけるな」という手応えを得ていただけたらと願っている。
大木の伐採から庭木の剪定・治療等のツリーケアを行う樹木管理の専門家集団、株式会社木葉社の代表。Japan Bushcraft School 認定ブッシュクラフトインストラクター / 危機管理リーダー教育協会(CMLE)認定 災害対策アドバイザー
実施期間 | 通年 ※お申込み時にご希望の日時をご連絡ください | |
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申込締切 | 10日前迄 | |
所要時間 | 2時間~(1コース2時間・2コース4時間・全コース1泊2日) | |
行 程 |
10:00 集合・注意事項説明・自己紹介 10:15 説明&実践 12:00 終了予定 |
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定 員 | 40名(最少催行2名※1名の場合、2名分の料金で催行可能です) | |
料 金 | 1名あたり | 大人 1コース 6,600円(税込) ※7才(小学生)以上同料金です |
料金に含まれるもの | ガイド料・保険料・コース実践に必要な道具類のレンタル料 | |
支払い方法 | クレジットカード又はお振込みにて事前決済をおねがいします | |
キャンセルポリシー | 催行日の1週間前迄30% 催行日の3日前迄50% 催行日の前日迄80% 催行日当日100% |
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アクセス | 茅野駅から約20分 ※開催場所は予約完了後にご案内いたします |